成功者とは、自分の弱点を強みとすることができた人だ!という研究考察【インテンシファイアのお話】

偉大なリーダーや成功者となるための条件というのは古くから議論の対象とされており、今でも研究されている話題ですが、Mukunda, Gautam(2012)がある有用な指摘をし、それがなかなかに優説で。

※詳しくはこちらのIndispensable: When Leaders Really Matter(Youtube動画です)という講演を見ればわかります。(50分でしかも英語なのでなかなか根気いります笑)

では、彼の言うリーダーや成功者とは一体なんなのか?

結論から言うと、タイトルにあるように「弱みを強みとできた者」です。

詳しく見ていきましょう。

偉大なリーダーや成功者をタイプ分けしてみる

ムクンダ氏は、偉大なリーダーや成功者を以下の2つのタイプに分類しました。

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①「ふるいにかけられた人」

②「ふるいにかけられていない人」

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①のふるいにかけられた人とは、学校で優秀な成績を収め、周囲の期待に答えてきたいわばエリートのような人です。一流大学、一流企業と常に優秀を重ねてきた人です。

②のふるいにかけられていない人とは、①のように正規のルートを辿らなかった人です。例とすれば芸能人とかYoutubeで成功している人たちが浮かびますかね。リンカーンやトランプ大統領もこの部類だと思われます。

総じて②のタイプの人は、基本予想不可能な行動をすることが多く、ルールやモラルも度外視する傾向があります。例えばリンカーンだったら、悪しき奴隷制度を壊しました。

そしてムクンダ氏によると、

良いリーダーと偉大なリーダーの差は程度の問題ではなく、両者は根本的に異なる人間なのです。

つまり、①と②では根本的に異なる性質を持つと。

またムクンダ氏は、①のような人より②のような人の方がインパクトがでかい理由を、

他のリーダーと決定的に異なるユニークな資質を持つからだ。

と言います。

ユニークな資質とは、日頃はネガティブな性質、欠点、i.e. 短所と捉えられていながら、ある特殊な状況下では圧倒的な強みとなるものと彼は言います。

そしてムクンダ氏はこれを「インテンシファイア(増強装置)」と名付けました。

つまり、インテンシファイアは自分の短所をある特定の状況下で長所へと変えてくれるのです。

インテンシファイアを如何に生かすかが鍵

インテンシファイアの概念を生かせれば、自分の短所を長所と活かすことができます。

例えば、超ガリ勉で圧倒的な集中力と分析能力を持つが、コミュニケーションがうまく取れない人とかは、一見社会ではコミュニケーションが取れないと言うだけであまり認められにくいですが、このコミュニケーションが苦手というのを逆手にとって、コミュニケーションをあまり必要としない、自分のスキルだけを存分に活かせるような環境に行くと、たちまち成果を出すでしょう。

そしてムクンダ氏は、「インテンシファイア理論をどう役立てれば良いか?」という問いに対する答えとして、2つのステップを示しました。

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①自分自身を知ること

②自分に合った環境を選ぶこと

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上の例でも、自分がコミュニケーションが苦手という点と、苦手だからこそ活かせる、またはそのデメリットを最小限に留められる環境選びをすれば、自分の持つ能力、ポテンシャルを存分に活かせる!というわけです。

僕自身、この理論って結構妥当かなと思っていて。ずっと前から科学者も有名な企業の社長さんも、これに似たようなことを皆口を揃えて言っていまし、妥当性はまぁまぁ高めなのかなと。皆さんもインテンシファイアを活かせるように、自分自身を知り自分に合った環境を選ぶといいのではないでしょうか!

ということで、以上となります〜

昼寝が夜の睡眠を妨げるかもしれない

昼寝の研究はここ最近盛んで、特に昼寝がパフォーマンスを向上するという研究(1)は多いです。しかしある研究で昼寝が夜の睡眠を妨げているというデータが取れたそうで、それを紹介したいと思います。

昼寝が夜の睡眠を妨げている

2011年早稲田大学で行われた実験(2)で、この論文の趣旨は「夕方の10kmのランニングが睡眠に与える影響」なのですが、その副産物で昼寝がどうも夜の睡眠を妨げているとかで。

この実験では9人の男性を被験者とし、3つのグループに分けました。

・Nt0(昼寝なし)

・Nt1(昼寝あり)

・Nt2(昼寝あり+10kmのランニング)

Nt1とNt2は、14〜16時の間に昼寝を取るようにしました。そしてNt2は、17〜18時に10kmのランニングをするようにしました。そして全被験者は23時には就寝するようにしました。夜の睡眠中の脳波をモノサシに、被験者の夜の睡眠の質を計測しました。

実験の結果、Nt0とNt1の睡眠の質について、Nt0の方が睡眠効果、睡眠時間ともに良かったという結果が。

因みにランニングをしたNt2は、Nt0、Nt1に比べて睡眠の質がよく、特にデルタ波がよく活動していたとか。

デルタ波は、主にノンレム睡眠中によく振動する脳波です。ノンレム睡眠とは簡単に言えば熟睡状態。体も脳も休憩している状態です。一方レム睡眠もありまして、レム睡眠では体が休まっており脳が頭の整理整頓を行なっている時間で、この時に夢を見ると言われています。

睡眠の役割は、頭の中を整理整頓し、翌日の活動のために体と脳を休め回復させることです。特に脳を休ませるのはノンレム睡眠の時間帯が主なので、ノンレム睡眠の質が睡眠の質を左右していると言っても過言ではありません。

つまりランニングを行なったNt2はよくデルタ波が流れていたということで、睡眠の質は良かったということですね。まぁ夕方の有酸素運動が睡眠の質を向上させてくれるという話はずっと前からわかってきていたことですが、僕としてはタイトルにあるように、昼寝が夜の睡眠を妨げているというデータが気になりました。

それについての考察はなかったのですが、僕なりの考察として、昼寝の時間の長さと、昼寝の時間帯に問題があるのかと。

余談

「昼寝」とググればわかるのですが、(何がソースかは明記されていないが)大体15〜45分がいいところでしょうか?グーグルでも昼寝が推奨されていて、45分の昼寝が行われていたりするそう。

早稲田の実験では2時間とかなり多めです。どのような関係があるかはわかってはいませんが、一応自分の経験でも、昼寝をしすぎると夜眠れなくなるというのはよくあります。

もう一つ、時間帯についても、14〜16時というのは些か問題がある気が。せめて13時〜15時じゃないと笑。実験といえど、もう少し現実性を反映さえないといけないと思うのですがね。14〜16時に昼寝する社会人はいないです。

これも経験談ですが、15〜17時あたりに寝たりすると同じく夜寝付けなくなります。う〜ん、そこらへんの関係性も掴めたらいいんだけど、これに関しては個人差が大きく影響するので、なかなか条件を統制するのが難しい。。。

「ミョウガを食べ過ぎるとボケる」という言い伝えがウソかもしれない!という実験

ミョウガを食べるとボケるどころか記憶力が改善するかも

ミョウガってネギにはない独特の味と言いますか、なかなか良いアクセントになって美味しいですよね。よく夏に冷うどんと一緒に食べます。

とはいうものの、

「ミョウガを食べ過ぎるとボケる」という言い伝えが古くから日本にはあるそうで。。。(因みに最近になって初めて聞いた笑)

しかし、この言い伝えが間違えかもしれないという研究が近年行われていて、2012年にケンブリッジ大学で行われた実験(1)です。

研究者は、ミョウガに含まれるNGF(神経栄養因子)という神経細胞の働きを助けてくれる因子に注目し、これが学習および記憶力を高めてくれるのではないか、という仮説から実験を行いました。

ラットを用いた実験で、サンドイッチELISA法(Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay: 酵素免疫測定法)という抗原を検出、測定する方法で、ラットの海馬でのNGF量に対するミョウガの影響を検討しました。

実験の結果、NGFにより海馬の一部が活性化することが観察できたようで。

これが示唆するのは、NGFが学習や記憶形成を促進させ得るということです。

またこのNGFは、グルタミン酸の放出にも関与しているようで。

グルタミン酸は記憶や学習に重要な役割を果たしており、ブレーンアミノ酸とも呼ばれるほどです。

このグルタミン酸は脳の情報の伝達を助けてくれることから記憶力や集中力アップに作用すると言われており、特に海馬にある受容体に作用します。つまり記憶が長持ちしやすくなるんですね。

他にも、

・ストレス抵抗力の上昇

・尿の排泄の促進

といった効果があります。

このようにNGFは私たちの記憶や学習を大いに役立ってくれていることが、この実験でわかったわけです。

(ただグルタミン酸って大きい分子なので、血管脳関門を通過しない説がありまして、脳に効果を及ぼしてくれるかどうかはよくわかってないのが現状。)

でも「食べ過ぎたらボケる」はあながち間違っていないかも

NGFの過剰摂取が直接的に何をもたらすかは実験ではわかりませんでしたが、少なくともグルタミン酸においては言えるかと。

グルタミン酸の過剰摂取は、神経が過剰に興奮して、てんかん発作を引き起こすこともあるのでご注意を。

ワーキングメモリを鍛ることで集中力が上がるよ!という実験

ワーキングメモリとは、短い時間に心の中で情報を保持し同時に処理する能力のことを指します。短期記憶に処理、実行という概念を加えたものですね。ワーキングメモリの処理能力が高ければ、所謂「記憶力が良い」「頭が良い」という言い方ができます。

最近では、ワーキングメモリを鍛えるトレーニングができるアプリとか出ていますが、どうやらワーキングメモリを鍛えると記憶力だけではなく、集中力も比例して上がるとか(厳密には注意制御力)。そんなことを実験で証明した研究の1つを紹介します。

ワーキングメモリを鍛えると情動のコントロールが上手くなるよ、という研究

江蘇省の大学の実験(1)で、42人の大学生・大学院生を対象とした実験です。

実験では2つのグループに分けました。

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1. 毎日20〜30分の(ワーキングメモリの)トレーニングをするグループ(20日間)

2. 何もしないグループ

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で、20日間、両グループの課題成績とLPPという脳波を測る装置で感情反応の強度を調べました。

実験の結果、毎日トレーニングをしたグループは、課題の成績は何もしないグループよりもはるかに高く、またLPPの振幅(感情のぶれ)は何もしないグループよりも少なかったとのこと。

つまり、記憶力i.e.ワーキングメモリの処理能力が向上し、加えて感情のぶれが少なく、課題に集中できていたということが明らかになりましたと。

感情のぶれが少ないというのは、言い換えれば上手に自分の情動をコントロールできているということで、結果的に集中力が上がっているということです。

まぁ当然の結果かなとw

逆説的な考え方ではありますが、記憶力が良い人や頭が良い人って集中力も高くて、落ち着きがありますよね。(これを実験的に証明したのがこの研究なわけだったり…)

今回のポイントをまとめると、

・ワーキングメモリを鍛えれば、情動のコントロールが上手くなる

・その結果、落ち着きが保たれ、かつ集中力が上がる

またストックホルム大学の神経科学的アプローチから調べた研究(2)もあり、こちらでも同様の実験結果が得られています。

 

因みに、

ワーキングメモリを鍛えるとはなんぞや??

という疑問について、研究では実験的なタスクを用いているので日常的には使えませんが、色々研究でわかっていることとしては、

・有酸素運動(ランニング、ウォーキングとか)

・算数、数学

・料理

ですね。因みに数独やナンプレといった「脳トレ」というのは、そのゲームが上手くなるだけで頭をよくすることはありません

脳トレなんかより、筋トレと有酸素運動の方が記憶力は伸びるよ!

まず記憶の定義について

僕らの記憶って種類に分けると、感覚記憶、短期記憶、長期記憶、宣言的記憶、手続き的記憶………

というように、たくさんあるわけなんです。

んで、一般に想像しやすいジャンルの記憶として、「意味記憶」と「エピソード記憶」があります。

意味記憶は、簡単に言えば知識です。エピソード記憶は、「そういえば今朝かわいい女の子見かけたなぁ(デュフフ)」のような記憶です。

※以下脳みそのお話で小難しいかもしれませんが、1分で読めますので、話の理解のために読んでおいて欲しいです。

意味記憶は脳の部位でいうと「海馬」と「前頭葉」

ワーキングメモリと呼ばれる記憶もここです。意味記憶はこの海馬と前頭葉に保管されます。

ヘェ〜ここら辺に保管されるんだ〜程度で十分ですよ。

エピソード記憶は「側頭葉」

側頭葉ではエピソード記憶が保管されます。

まぁとりあえずこれから話を進める上での前提知識として頭に入れといてもらえればと。

本題:運動と筋トレで記憶力アップするよ!

この辺の研究は医学や臨床の世界ではよく認知されていたりしますが、世間ではあまり認知されていなかったりします。

実は、運動や筋トレが脳にかなり良くて、なんでも運動や筋トレをすると脳細胞のつながりがよくなり、細胞自体も増加するんですよ。

細かい話をすると何万字と解説できる量なので、この記事ではここいらで説明は終わらせますが、とりあえず運動や筋トレが脳を大きくしてくれる!っていう事実は知っておいてもらえればと!

また脳の中でも、上で挙げました「海馬」「前頭葉」「側頭葉」が強化されるんです(無論他の脳領域も発達しますけど)。

でも面白いのが、運動や筋トレでも、それぞれで強化できる脳領域が異なるという点で、次です。

運動(有酸素運動)は「暗記の能力」を強化する

有酸素運動は主に「海馬」と「前頭葉」を大きく強化してくれます。海馬や前頭葉は上の記憶の話でも出てきましたね(ちゃんと読んでない方はとりあえず戻って読んでほしい)。

加えて、短期記憶(またはワーキングメモリ)と長期記憶どちらにも有効なんですよね。

勉強できるようになりたい人は、「勉強」+「有酸素運動」が成績アップに有効ですよ〜笑

筋トレは「連想記憶」を強化する

連想記憶とは、例えば顔と名前を一致させるときに使う記憶です。他の例では、ある香りを嗅いだら昔付き合っていた彼女/彼氏や友人を思い出したりするときですね。要は記憶と記憶の組み合わせです。

それで、この連想記憶は側頭葉と関わりを持ちます。

筋トレは主に「側頭葉」を強化してくれます。つまり筋トレをすると、連想記憶が強化されるわけです。

有酸素運動と筋トレどっちもやれば記憶力は大幅強化されるかも

お話した通り、有酸素運動は主に「海馬」と「前頭葉」を、筋トレは「側頭葉」を強化してくれます。これにより、単語の記憶や、記憶と記憶を結びつける力が向上し、総合的に記憶力が上昇します。

ただ留意しておいて欲しい点として、効果が見え始めるのは大体3ヶ月後と言われています。それ以前にも効果は見え始めたりしますが、顕著に見えるのはだいたいこのくらいの期間かと。

これについては以下の記事でも参照して見てください。

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脳トレでは頭は良くなりませんよ

世界的に著名な神経科学者や心理学者70名が研究したところ、脳トレでIQがアップしたとか成績アップしたとかいうデータは取れなかったとか。加えて知性も上がるわけでも、集中力やクリエイティビティが向上したわけでもないとのことで、もう容赦ないですね笑。

ゆえに、脳トレなんかしても本質的に頭は良くなりません。頭を良くしたいならズバリ運動しろ!っということです

自転車をこぐだけでストレスは軽減するよ!という話

自転車をこぐとコルチゾールの分泌が抑えられる

MISTと呼ばれる、ストレス対応力を測定するテストがあって、このテストの成績自体にはあまり意味がなく、テストを受けている最中のストレス反応を見ます。(詳しくは下に記載してます)

まず科学者たちは被験者を2つのグループに分けました。1つは、何もしないグループは心拍数の上がらない程度の軽度な運動(ウォーキングとか)をした後、MISTテストを受ける。もう一方は、30分のサイクリングをした後、MISTテストを受ける。

テストが終わってから、被験者のコルチゾールの値を測定してみると、サイクリングをしたグループの方がコルチゾールの濃度が低かったのだ。

コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれ、これが分泌して濃度が高い状態になっていると、私たちはストレスを感じます。

サイクリングをするとこのコルチゾールの濃度が低いということで、ストレス反応が強く出なかったということになる。

因みに、普段から体を鍛えているか否かを問わず、この結果は変わらなかったようで。

MISTと呼ばれるテストでストレス対応力を測定する

先ほど紹介したMISTと呼ばれるテストですが、これは「モントリオール・イメージング・ストレス・タスク(MIST)」のことです。聞いたことのない名前ですね。

このテストは、私たちがストレスに対してどのように反応するのかを教えてくれて、テストはコンピュータを通して行われて、被験者は制限時間の中で暗算を行い、モニター上に答えを選ぶように指示されます。

それで、実験の協力者はあらかじめ平均正答率は80〜90%ですよ〜と伝えられるんですが、このテストってかなり意地悪なテストで、被験者の答えが正しくても間違っていても正解率を20〜45%にコンピュータが調整します。

正解を答えても「ブッブー」というわけですね。(笑)

またテストの最中に、「あなたの得点は平均をはるかに下まわっていますよ〜」とか実験者が伝えるんですよ。まったく腹立たしいテストですよ。

当然誰もがイラッときます。そしてストレスになります。

実はこれが狙いで、被験者をわざとイラッとさせてストレス反応を出させるわけなんですよね。このテストでストレスにどう反応するのか、どの程度反応するのかがみることができるのです。

で、運動するとテストによるイラつきがかなり軽減されたという結果が出たんですね

ランニングがストレス軽減につながるというのと同様で、サイクリングも結構な有酸素運動なので、ストレス軽減につながるわけですね。

たった週2回の運動だけで、ストレスや不安とはおさらばできる!というお話

フィンランドの調査「週2回がボーダーライン」

フィンランドで、3000人を超える被験者の協力を得て、生活習慣を調べる研究調査が行われています。

研究内容は、「なぜ心臓発作を起こす人がいるのか?またストレスがそれにどう関わっているのか?」というものである。

その結果、週2回以上運動している人は、ストレスや不安とはほぼ無縁であることが明らかになった。

また運動している人は、攻撃的な面が少なく、シニカルな態度が見られなかったという。

もう一つ、チリの調査「運動により、子供は健康になり、自信や幸福感が増した」

チリの調査で、首都サンティアゴの貧困地域に暮らす200人の健康な9年生を対象にした調査である。

チリではちょうど、糖尿病や心臓病、血管の病気などの病に悩まされていた。そこで、生活習慣を変えることで、その傾向を変えられるのかどうかについて調べた。

結果、10週にわたる運動プログラムによって、子供達は健康になり、自信や幸福感が増加したことが明らかになったのだ。

加えて、運動プログラムによって、ストレスや不安が大幅に緩和されたという結果も得た。

フィンランドの調査で得られた結果と同じですね。

まとめ

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・週2回以上の運動が、ストレスや不安を大幅に緩和する

・運動で、自信や幸福感が増す(因みにうつ対策に効果的)

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運動がもたらす脳への影響って思った以上に大きいです。

ストレスの大元の原因は、情動を司る扁桃体でして、これがストレッサーを感知し、HPA軸を通しコルチゾールを分泌させて、ストレスを発生させるのですが、運動するとコルチゾールが増加しにくくなるに加え、扁桃体をコントロールする海馬が強化されて、結果ストレスが発生しにくくなります。

簡単に説明するとこうなりますが、運動はこれに加えて脳の各領域(前頭葉や頭頂葉、後頭葉、側頭葉など)のつながりを強くして、記憶力の向上や集中力、判断力の向上が有意に見られます。

たったの週2回でこの効果が得られるので、忙しい方でも休日の2日間ウォーキングをするなどでも十分なので、実践する価値はありそうです。

クリエイティブな人は頭が良い!というわけではないというお話【IQとクリエイティビティの関係】

クリエイティブな人は頭が良いという印象がありますが、それについて検証した研究がありまして、

その研究によるとどうやら、クリエイティビティの高い人とそうではない人のIQ値に違いはない、とのことです。

IQとクリエイティビティについて調べた研究

カリフォルニア大学バークレー校のパーソナリティ・アセスメント・アンド・リサーチ研究所(IPAR)の実験で、ある分野で長期的にクリエイティブな仕事をした人物や、卓越した仕事をした人物を評価するために行った実験の一部です。

IPARは、クリエイティブな人と、そうでない人のIQ値を比べました。結果、両群のIQ値に有意な差はありませんでした。

ただ、この研究で集められた人は皆高学歴で、一般的に、こうした人達の大半が当てはまるIQ120以上という高い値の場合、クリエイティビティはIQ値と無関係になるようで。

というのは、従来のIQテストは、平均的なIQ100の人を区別する場合に設けられたもので、この場合の信憑性は高いです。しかし値が両端に近づくにつれてその信憑性は減少していきます。

ゆえに、IQ120以上がほとんどの母集団でテストをしてもそのIQ値ってそこまで信憑性は高くないのではないか?という疑問が生まれます。

まぁただ当然そのことがわからないはずもなく、IPARは特殊な評価ツールを用いたらしく、IQ120で最も信憑性を高くするように作り上げたとか。

結果、両群のIQ値には有意な差は見当たりませんでした。

 

高校の頃の成績も「秀才」というわけではなかった

加えて、クリエイティブな人の高校の頃の成績を見たところ、オールAといういわゆる「秀才」と呼ばれるような成績を取ってはいなかったということも明らかになりました。

ただ、全体での成績は「秀才」というわけではないにしろ、クリエイティビティを発揮するような場面や得意な場面での成績はどれも高い結果を出していました。

 

補足として、新規性がクリエイティブというわけではない、ということ

一応注意書きとして、クリエイティブの定義って意外と曖昧で、新規性がクリエイティブというわけでもないです。

新規性といっても、前代未聞の全く新しいものというわけでもありません。ほとんどが「既存のアイデア」+「既存のアイデア」の融合だったりします。

なので、本当の意味でもクリエイティブというのは、この既存のアイデアの融合が上手い人と呼ぶべきかもしれません。

新しいものを生み出そうとか考えるより、どの組み合わせが面白いか、これが重要だったりしますね。

あなたが自己中な人間なのかが一発でわかる方法

自己中心的というワードは大方否定的に受け止められていますが、ここで話すのはあくまで「セルフモニタリングの高さ」に関わる話なので、否定的な意味はありません。

「セルフモニタリングとは?」という方は以下の記事を参照あれ。

[kanren postid=”1275″]

では本題へ。

額にアルファベットの「Q」を書く

早速やってみましょう。

[aside type=”boader”]

誰かがあなたの目の前に立っているとして、その人から、

「指で額にアルファベットの”Q”を書いてください」

と言われたとします。今すぐ、額に”Q”を書いてみてください。

[/aside]

これだけです。

それでは、あなたは”Q”の下のチョロっと飛び出している部分を、どちらの方向に書きましたか?

自分から見て右ですか?それとも左ですか?

もし、自分から見て右に書いていたとすれば、あなたは自己中心的な人です。逆に左に書いていれば、相手に認識できることを意識しており、相手のことを考えていれている人と言えます。

あくまで一種のセルフモニタリングテストなので自己中か否かの断定はできません(釣りタイトルでごめんなさい)

セルフモニタリングを測る方法はいろいろあるのですが、その中でもすぐに測れるやつです。ただこれだけで断定できるはずもなく……

セルフモニタリングは様々な要因が複雑に絡み合っているので、このやり方だけでは断定はできませんが、意外と自己中な傾向が強い人は、Qを自分から見て右に書いちゃったりします。知人にやってみたら見事にそうでした笑

気軽にできる測定方法なので、友人相手にやってみると良いとおもいます。

あなたが人目を気にする人か、自分に正直でいる人かを簡単にチェックしてみよう【セルフモニタリングテスト】

人間には2種類のタイプがいます。自分に正直でいつでも一貫した行動を取れる人と、カメレオンのように周りの状況に合わせて行動や態度を変化させる人。例えばあなたは、葬式でいつもの自分らしく振る舞えますか?パーティーでは「パーティーを楽しむ人」らしく振る舞えますか?自分に正直でいつでも一貫した行動が取れる人は、葬式でもパーティーでも自分らしく振る舞えることができるでしょう。一方周りの状況に合わせる(空気を読む)人は、葬式では暗い雰囲気で、パーティーでは楽しむように振る舞うでしょう。

こうした、「いつでも一貫した行動が取れる人」 or 「周りの状況に合わせられる人」で、自分がどちら側なのかがわかるテストがありまして、セルフモニタリングテストについて紹介しますね。

まずはやってみよう!セルフモニタリングテスト(全18問)

(以下は「自分の価値を最大にするハーバード大学の心理学講義」p. 109,110を参考にさせていただきました。一応最後に本のリンクを貼っておきます。)

様々なシーンにおける反応を表したもので、該当するなら○、該当しないなら×と回答してください。

[box class=”glay_box” title=”セルフモニタリングテスト”]

1. 他の人の行動を真似ることができる

2. 人の集まる場所で、他の人を喜ばせるようなことをしたり言ったりしようと思わない。

3. 確信を持っていることしか主張しない。

4. あまり詳しく知らないことでも、とりあえず話をすることができる。

5. 自分を印象付けたり、その場を盛り上げようとして演技しているところがあると思う。

6. 多分、いい役者になれるだろうと思う。

7. グループの中では、めったに注目の的にならない。

8. 場面や相手が異なれば、全くの別人のように振る舞うことがよくある。

9. 他の人から好意を持たれるようにすることが、それほどうまいとは思わない。

10. 自分自身は「いつも見た目通りの人間」ではないと思う。

11. 他の人を喜ばせたり気に入ってもらうために、自分の意見ややり方を変えたりしない。

12. 自分には、人を楽しませようとするところがあると思う。

13. これまでに、ジャスチャーや即興の芝居のようなゲームで、うまくできたことがない。

14. いろいろな意図や場面に合わせて、自分の行動を変えていくのは苦手である。

15. 集まりでは、冗談を言ったり話を進めたりするのを人に任せておく方だ。

16. 人前だはきまりが悪く思うように自分を出すことができない。

17. いざとなれば、相手の目を見ながら真面目な顔をして嘘をつける。

18. 本当は嫌いな相手でも、表面的にはうまく付き合っていけると思う。

[/box]

[aside type=”boader”]

採点方法は、以下の答えと一致するものにチェックをつけて見てください。そのチェックの数が、あなたのセルフモニタリング尺度のスコアとなります。

1. ×  2. ×  3. ×  4. ○  5. ○  6. ○  7. ×  8. ○  9. ×  10. ○  11. ×  12. ○  13. ×  14. ×  15. ×  16. ×  17. ○  18. ○

[/aside]

スコアが高いほど、セルフモニタリングが高いことを示します。12点以上でセルフモニタリングが高い、6点以下でセルフモニタリングが低い、と判断してください。

セルフモニタリングが高い人の特徴

セルフモニタリングが高い人(高モニターと呼ばれる)は、冒頭で述べた、「周りの状況に合わせられる人」です。高モニターの人は、人からどう思われているかを気にし、状況に合わせて振る舞うことができます。

主な特徴とすれば、

[box class=”red_box” title=”高モニターの人の特徴”]

・友人や知り合いの幅が広い。しかしそれぞれへの付き合い方はその人によって変える(例えば、映画を観に行くときは映画好きな人かそのジャンルが好きな人を誘う)。

・準備、下調べが入念(どのような振る舞いが求められる状況なのかを知るため)。サーチ魔。

・恋人を選ぶときは内面より外見を重視。

・セックスの頻度は多め(笑)。

[/box]

セルフモニタリングが低い人の特徴

セルフモニタリングが低い人(低モニター)は、冒頭で述べた、「いつでも一貫した行動が取れる人」です。低モニターの人は、人からどう思われているかを気にしないので、状況ではなく自分の価値観に従う傾向があります。

主な特徴として、

[box class=”blue_box” title=”低モニターの人の特徴”]

・友人は比較的少数で、深く付き合いがち。付き合い方も、人によって変えることはせず、いつもの自分のように振る舞う。

・自分の好みを優先するため、自分に合わない仕事には多大なストレスを感じる。キャリアの好みにはうるさい。

・恋人を選ぶときは外見よりも内面を重視。

・セックスの頻度は少なめ(笑)。

[/box]

セルフモニタリングの高さで優劣は決まらないが…….

空気を読むべき場面ではセルフモニタリングが高いほうがうまく対応できるし、周りな流されず自分を貫くべき状況ではセルフモニタリングが低い人の方がうまく対応できるので、一概にセルフモニタリングが高い方が良い!低い方が良い!というのはありませんが、総合的に見てやっぱり高い方が良いです。

特徴でも述べたとおり、セルフモニタリングが高い人は、下調べが入念で、どんな状況でも対応できる力があるので、一般的に出世もしやすいので金を稼げます

(それに低モニターに比べてセックス頻度多めだし…)

社会的に見れば、「優秀」という評価を受けやすいのも高モニターの人です。

でも、セルフモニタリングってころころ変わったりするもので、外では高モニターの人が、家の中では低モニターの人になることだってザラですし、これって獲得的に身につけることも可能だったりします。あくまでテストで得た評価は「(遺伝的)傾向」なわけでして…

社会的には高モニターが良いってことなので、普段外では高モニターな行動をとればよかったりします。

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