恋愛テクニックで必ずと言っていいほど紹介される愛の吊り橋効果

今でもテレビの恋愛系のコーナーで見かけることはありますね。

僕はそれを初めて聞いた当時から、

 

「そんなおいしい話あるもんか!」

 

と思っていました。

あのホンマでっか!?でも時々紹介されたりするんですよね。

そこでこれに関する研究を調べました。

結論から言うと、

 

「愛の吊り橋効果なんて嘘っぱち」

 

です。

では詳しく見ていくとしましょうー。

元ネタである原著論文を見てみよう

元ネタとなるのは、カナダのブリティッシュコロンビア大学の1974年に行われた研究(1)です。

実験はその名の通り、70メートル以上の高さの吊り橋の上で行われました。

世間では

「吊り橋の上で告白すると橋にいるドキドキを恋のドキドキと勘違いして、告白の成功率が高くなるよー」

と言われているので、実験手続きは告白するものかと思いましたが、実際違うようです。

 

実験手続きは、

 

実験参加者の男性が橋をわたり切る

[voice icon=”http://amaprog.com/prog/wp-content/uploads/2019/01/K-pHOFjK61u7_ICvtpovbSGItqyytK5xf0Ur_vixyIM.jpg” name=”美しい大学院生(女)” type=”l line”]今、実験参加者を募っているんです。協力してくれませんか??[/voice]

[voice icon=”http://amaprog.com/prog/wp-content/uploads/2019/01/main.pngcompresstrue.png” name=”実験参加者(男)” type=”r”]あ、いいっすよ〜 or ごめん、今忙しいんだわ[/voice]

Yesだった場合、TATというカードを使った心理テストをやらせる

[voice icon=”http://amaprog.com/prog/wp-content/uploads/2019/01/K-pHOFjK61u7_ICvtpovbSGItqyytK5xf0Ur_vixyIM.jpg” name=”美しい大学院生(女)” type=”l line”]もし実験の結果が知りたかったら、私に電話してくださいね♪[/voice]

 

こんな流れです。

 

ここで狙っているのは、吊り橋渡ってドキドキしていてそのドキドキが彼女に対するドキドキと誤認してしまう。その結果、実験終了後彼女に電話してしまうということ。

 

こちらは実験群となりますので、統制群として丈夫なコンクリの橋で同様の手続きで実験しました。

実験結果

結果は以下の表になります。

 

Femaleの方を見てください。

表を見てお分かりの通り、実験群と統制群で有意に差がありそうなのはphoning(電話をかけてきた人)」の人数ですね。

統計結果も両者の間に有意差がありました

つまり男性の場合、吊り橋の恐怖によるドキドキと恋のドキドキを誤認している可能性が高いということになりますな。

 

加えて表にあるように、男性と女性を入れ替えて同様の実験を行いました。

つまり、女性が実験参加者で声を掛ける大学院生はイケメンの男性です。

今度はMaleの方を見てください。

その結果、表にあるように統制群と実験群ではどの項目でも有意な差はありませんでした。

 

実験結果をまとめると、

[aside type=”boader”]

・男性の場合、丈夫な橋を渡った時より吊り橋を渡った時の方が電話をかけやすくなる。

・女性の場合、丈夫な橋を渡った時と吊り橋を渡った時では行動の変化はなかった。

[/aside]

これがネタ元の実験となりますね。

 

誰だよ、吊り橋で告ったら成功率上がるよとか言ったやつ…

全然違うやん。示せてないやん。

 

そもそも吊り橋を渡った時のドキドキを恋のドキドキと誤認できるのか?

吊り橋を渡った時ドキドキしたとしても、それを恋のドキドキと誤認するのだろうか?

少し強引過ぎないだろうか?

実際、その生理的メカニズムは同様らしい。

つまり、吊り橋の恐怖によるドキドキと恋のドキドキは、同じ生理的メカニズムで発生している

 

しかして感情の方はどうだ?

吊り橋のドキドキと恋のドキドキを誤認するのであれば、その時の感情の状態もまた同様でなければなりませんよね

 

では、恋をした時の感情を考えてみる

恋のドキドキの場合、ドーパミンが分泌されている。ドーパミンは報酬系の快楽物質。

恋人の前だと幸せな気分になりますよね。それはドーパミンのおかげです。

 

次に、吊り橋を渡った時の感情を考えてみる。

吊り橋を渡ってドキドキする場合、それは恐怖や不安によるドキドキであると考えられる。

すると脳の扁桃体がこの恐怖刺激を受け取り、警告を鳴らす。するとストレスホルモン(コルチゾールなど)が放出されて、心拍数を増加。

この時、我々は緊張状態であり、この危機を脱することに集中します。ドーパミンなんて放出されるはずもなし。

 

両者を比べれば、脳で命令していることは全く異なることがわかる。

僕らは吊り橋と恋のドキドキを誤認する可能性なんてないんだ。

もしあったというのであれば、それはその人がどストライクな人であった場合だろう。

結論:愛の吊り橋効果なんてものは嘘っぱちですよ

元ネタの実験も正直なところ、統制がガバガバだと思います。吊り橋でドキドキするかも明記されていないし、吊り橋のドキドキを恋のドキドキと誤認するなんてこともなさそうだし。

よく論理的に考えてみればわかることですよ。

これを営利目的で考えなしに報道するメディアに幻滅ですね笑。

実際、他にもこの類の通俗心理学は山のようにありますので気をつけてくださいね。

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では以上です。

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