人間関係は特に現代では複雑なもので、信頼と裏切りが蔓延しています。僕もこの前、信頼を寄せていた友人から突然裏切られて(詳細は敢えて言いませんが…)、結構な時間をロスした苦い事件が起きました。別に嫌いになったとかはなく、彼がいつか裏切ることは覚悟していたので傷は浅かったです。今でもその友人とは連絡取り合ったりはしていますが、まぁ会ってはくれませんね。どうやら裏切ったという自覚はあるようです笑。社会ではもっと混沌としているのだろうと思うと身が縮みます。

雑談はこのくらいにして、信用と裏切りは紙一重で、あるときは互いに利益を分かち合うことができたり、ある時には一方に裏切られ利益を根こそぎ取られてしまったりします。

まぁこれを解決しようというのは本記事の目的ではないのですが、どうせなら得をする方がいいですよね?

ということで、どういう戦略的思考が最も利益が得られるのかという研究を紹介したいなと思います。

やられたらやり返した奴が一番利得を稼ぐ

「やられたらやり返す。倍返しだ!」

(懐かしい笑)

政治学者のAxelrod氏の研究(1)で、人々を信頼と協力に向かわせる契機となるものを調査しました。

そこで、どのような戦略が最も効果的かを調べるために、「囚人のジレンマ」のようなコンピュータプログラムゲームを被験者に行わせました。

被験者には全部で15種類の戦略が用意されており、そこから一つの戦略に沿ってゲームを進めていくように求めました。

戦略には、ひたすらに親切で良心的に進める戦略から、必ず相手を裏切るようにするという非人道的な戦略まで、様々でした。

結果、どの戦略が一番利益を得られたのかというと、やられたらやり返す戦略、つまり「しっぺ返し戦略」でした。

「しっぺ返し戦略」では、基本的には相手を信用しており、相手に協調する姿勢を見せる。しかし相手が自分を裏切ってきたら、こちらも裏切るというものだ。

鯔のつまり「やられたらやり返す」のだ。

実際ゲームをしてみると、最初はやはり裏切る奴の方が多く利益を獲得している。しかしゲームが終わると「しっぺ返し戦略」の被験者が最ものスコアが高くなるのだ。しかも2回連続で優勝したようである。

しっぺ返し戦略から学べる3つの成功法則

Axelrod氏はこの研究で「しっぺ返し戦略」から学べる3つの成功法則を述べた。

・相手を妬まない

・自分から裏切らない

・協調であれ裏切りであれ、そっくりそのまま相手へ返す

彼によると、

「しっぺ返し戦略」が優勝したのは、他のプレイヤーを打ち負かす事によってではなく、双方が良い行いをできるような行動を相手から引き出したことが大きな要因だろう。

続いて、

「しっぺ返し戦略」は単純明快な戦略で、相手からも丸わかりな戦略ではあるが、それが逆に功を成す。というのは、ズル賢く立ち回ればそれだけ他は不信感を抱かせる事になるので、裏切られる可能性が高くなる。

「しっぺ返し戦略」は相手がしたことをそっくりそのまま返すことなので、無論一方的に裏切られる可能性があるわけです。その中でも最も高いスコアを獲得できたのは、他のプレイヤーが信用しても良いと思えるような立ち回りをしているおかげなのでしょう。

協調には協調で、裏切りには裏切りで返せば結果的に利得であるなら、人間関係でも単純にやられたらやり返しておけば上手くいくかもですね。

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