最初の直感を信じると逆に正答率が低くなりますよ【最初の直感のウソ】

坊や
う〜ん、これ本当に①番で合っているのかな?もしかしたら②番かもしれない……う〜む

マーク式のテストの”あるある”。

こういう時よく先生とかは「最初に書いた解答が大体あってる」と言いますし、実際僕らもそう考えてしまうくらいの経験をしています。

俗に言う「最初の直感」ですね。

しかしある研究により、最初の直感が実は当てにならないのではということが明らかになったようです。

最初の直感を信じず、解答を変えた方が成績が良い

メタ分析(1)で、61の研究を対象に分析を行いました。

するとほぼ全ての研究では、生徒が多岐選択式テストの解答を変更した時、正解から間違いよりも、間違いから正解への変更が多いことが明らかになりました

加えて、年齢や性別、能力やパーソナリティなどの要因には解答の変更は左右されないこともわかりました。

つまり、解答を変更した方が結果的に成績は向上するのです。

ただし注意点として、最初の直感の正答率が低いことを示しているわけではないということです。

あくまで解答を変えた方が最初の直感を信じるよりも正答率は高くなる傾向にあるということです。

これは解答を変更したかは消しゴムで消した後などで判断は可能ですが、最初の直感で答えたか否かについては実験者側は判断不可能だから、ですかね。

解答用紙に「これ直感で解きましたー!」とか書かせればわかりそうですけどね笑

とにかく、最初の直感を当てにして解答を変更しないよりも解答を変更した方が成績が高い傾向があるので、

答えが間違っていると疑うに足る理由があれば、是非吟味し解答の変更を考えてみると良いです

そもそもどうして「最初の直感」が当てになると考えているのか?

どうして僕らは「最初の直感」を当てにするようになってしまったのか?

この記事を読んでいる読者の中には最初の直感を当てにしない人もいるかもしれないが、

間違いなく大半の人は最初の直感を当てにしてしまっている(信じてしまっている)傾向がある。

西フロリダ大学で行われた研究(2)で、144人の大学生を対象に行った質問紙による実験を行った。

その結果、86%の大学生が、テストで最初の解答を変えると点数が上がらない(または下がる)といいます

つまり最初の直感を当てにした方が点数は良いと考えているのです。

この研究自体は昔の研究ですので現代に当てはまるかどうかは断定はできませんが、

最初の直感を支持する声が今でもよく聞くことから、おそらく現代でも似た結果が返ってくると推測します。

しかしメタ分析(1)で示したように、実際は解答を変更した方が成績は良くなる傾向があります。

ではどうしてこのような誤解が生じてしまっているのでしょう?

考えられるのは以下の2つ。

・最初の直感を当てにすべしというアドバイスがそこら中に広まっているため

・間違いから正解に変えたことよりも、正解から間違いに変えたことの方が強く記憶として残っているため

特に有力だと個人的に思うのが、2つ目の正解から間違いに変えたことの方が記憶に残るという考えです。

アイオワ州立大学で行われた研究(3)では、

学生は自分が間違いから正解に答えを変えたことよりも、正解から間違いに答えを変えたことの方をより鮮明に憶えていることを示しています。

つまり、判断ミスを犯してしまったという苦い記憶の方が、正しい判断を下せた思い出よりも記憶に残りやすいので、失敗の方が印象に残っているということです。

失敗のようなネガティブな記憶の方がポジティブな記憶よりも残りやすいという感覚は皆さんにもあるでしょう。

その感覚が、最初の直感が当てになるというバイアスを引き起こしてしまっているのではないかと僕は考えます。

まとめ

というわけで、結局最初の直感なんて当てにせず、しっかり問題を吟味して解答する方が結果的に成績が良くなります。

まぁ当たり前っちゃ当たり前ですがね笑。

どっちが正解か迷うのなら迷うだけの疑問がそこにあると考え、解答を変えてみることがもしかしたら良いのかもしれません。

くれぐれも最初の直感なんかに頼らずちゃんと頭で考えて解答するように。。。

以上です。

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