人間の行動を動機づける要因は、おもに3つあると言われています。そのうちの一つが遺伝的要因(遺伝的動機)です。遺伝的要因は生まれ持った気質から生じます。実は新生児から顕著に現れるようで、例えば、近くで大きな物音が起こった時、音の方に近づこうと興味津々になる新生児と、音から遠ざかろうとする新生児がいるのです。この場合、音という刺激に近づいた新生児は外向型、音という刺激から遠ざかろうとした新生児を内向型と区別することができます。

ここで、年齢問わず誰でもこの遺伝的要因をチェックする方法がありまして、「レモンドロップ検査」という検査方法です。

レモンドロップ検査で生物学的な外向性レベルをチェックしよう

レモンドロップ検査は生物学的な外向性レベルを測定することができる面白い検査方法です。その方法は様々ですが、本記事ではハーバード大学で3年連続で人気教授に選ばれたパーソナリティ心理学者のブライアン・R・リトル氏が、実際に授業で用いている方法を紹介したいと思います。

用意するもの

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・綿棒(両端にワタが付いているもの)

・糸

・レモン汁(本物のレモンの果汁)

・スポイト(なくてもよし)

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検査の手順

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1. 唾を4回飲み込みます

2. 舌の一点に綿棒の片方の端を当て、そのまま20秒間じっとします。

3. 舌の上に、(スポイトで)レモン汁を5滴落とします。唾を飲み込みます。

4. 先ほどと同じ舌の一点に、綿棒の反対側の端を当てて、そのまま20秒間じっとします。

5. 糸を張り、綿棒のどちらか一方に傾くかどうかを調べます。

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診断結果を見てみよう〜外向型or内向型〜

チェックする基準はこれ!

糸を張った時に、

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①綿棒が水平のままの状態

②「レモン汁を落とした後に舌につけた方」が下がっている状態

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のどちらか。

答えは、①が外向型で、②が内向型と言えます。

ではなぜそう言えるのか?ここからは神経科学的な話なので、難しいと感じた方は読み飛ばしてもらっても結構です。。。

脳の新皮質と呼ばれる領域のお話

神経科学、生理学的には、外向型ー内向型の違いは、脳の新皮質(シンヒシツ)の特定領域における覚醒レベルの違いと言われています。

外向的な人は普段の覚醒レベルは低く、内向的な人は普段の覚醒レベルが高い状態にあります。日常生活ではこの覚醒レベルの高さを最適な状態に維持するために、外向的な人は覚醒レベルを高くしようとし、内向的な人は覚醒レベルを下げようとします。覚醒レベルを上げるには簡単で、刺激的な状況に身を置くことです。冒頭でも話したように、大きな物音に近づく傾向にある外向型は、大きな物音がした方に近づくという点で、自分を刺激的な状況に晒そうとします。それによって覚醒レベルが上がることを知っているから。逆に物音に近づかない内向的な人は、自分を刺激的な状況に身を置かないようにします。刺激的な状況に身をおくと覚醒レベルが上がってしますから。

話を戻して、診断結果の説明について

先ほどのチェックの基準が以下の通りでしたね。

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①綿棒が水平のままの状態(外向型)

②「レモン汁を落とした後に舌につけた方」が下がっている状態(内向型)

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①では綿棒が水平のままということで、レモン汁を垂らした後の舌には唾液が(あまり)分泌されていないということになります。一方②では釣り合っていない状態ですので、レモン汁を垂らした後の舌には唾液が多く分泌されていたということになります。

なぜこうなるかというと、外向型の人は新皮質の覚醒レベルが低いために、レモン汁という強い刺激に対し、それを緩和しようとしない働きをしたために、唾液をあまり分泌しなかった。一方内向的な人は覚醒レベルが高いために、レモン汁という強い刺激に対して、積極的に緩和しようと働きかけて、唾液を多く分泌した、というわけだからです。

まとめ

本記事の要点はこれ!

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・外向型ー内向型には遺伝的要因があり、唾液の分泌量で計測することができる。(レモンドロップ検査)

・唾液の分泌量が少ない場合は、遺伝的に外向型といえる

・唾液の分泌量が多い場合は、遺伝的に内向型といえる

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自分も実際にレモンドロップ検査をやってみましたが、どうやら唾液の分泌量は多いようで、綿棒が傾きました。自分は遺伝的に内向型なんでしょうね。このように簡単に遺伝的に外向型か内向型かを診断できるので、機会があれば是非やってみてください!

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