慢性的なストレスに悩む人は日本のような先進国には多いです。慢性的なストレスへの治療法としては薬物治療などがありますが、効果は一時的で、根本的な解決には至りません。

ここで、近年ストレスに強い人の特徴が徐々にわかってきており、その中で彼らには共通するある考え方があることがわかりました。

それはタイトルにあるように、「リアプレイザル」です。

ではその詳細について説明していきますね。

リアプレイザルとは?

皆さん、自分が今大勢の前でスピーチをする場面を想像してみましょう。あなたの頭の中には「セリフ忘れたらどうしよう…」「笑われたらどうしよう…」「自分の話ちゃんと聞いてくれるかな…」など、不安な思考がうずまき、たちまちストレスに晒されるかと思います。ストレスを感じるとアドレナリンが分泌し、心臓は高鳴り、緊張で手が震えだすかもしれません。

しかし、現に先生や教授、大統領、どこかの社長さんは常にこのような場面に晒せれながらも、しっかりスピーチを成功させています。無論彼らがそのような場面でも緊張しない強メンタルであるかもしれませんが、多くは緊張してストレスを感じます。ではそのような場面で彼らが考えていることはなんでしょう?

彼らは実はこう考えているのです。「楽しくなってきたぞ!」「興奮してきたぞ!」「なんて刺激的なんだ!」とね。

そう。これがリアプレイザルです。

スピーチなど緊張してストレス反応が起き始めてきたら、「楽しくなってきたぞ!」「興奮してきたぞ!」と自分に言い聞かせるのです。ストレスを感じるネガティブな場面で、それをポジティブに捉えることで、ストレスを軽減できるのです。

なるほど。実に面白い!

ハーバード大学のリアプレイザル効果の証明

ハーバード大学のアリソン・ブルックス氏は、300人を集めた実験で、このリアプレイザルの効果を証明しました。被験者に「スピーチ」「カラオケ」「数学のテスト」などを支持したところ、自分のストレス反応に対し「楽しくなってきたぞ!」「興奮してきたぞ!」とポジティブに解釈したグループは、それぞれなんと17%〜22%も成績がよかったのです。

ブルックス博士によると、

[aside type=”boader”]

「私たちは自分の感情をコントロールし、意図的に影響を与えることができる。自分のストレスをいかに言葉や思考に変換するかで、どんな感情も再構築することができるのだ」

[/aside]

どうしてリアプレイザルがストレスに効くの?

それは「緊張」と「興奮」の感覚が、人体の反応という点では同一であるからです。

人前でスピーチをするとき(緊張)でも、会社で昇進が決まったとき(興奮)でも、人体の反応は同じで、心臓は高鳴り、コルチゾールは分泌されます。

ブルックス氏がおっしゃるように、私たちは感情を意図的にコントロールすることができます。それは言い換えると、緊張と興奮の解釈を私たちの意思で判断できるということです。

リアプレイザルはいわば「緊張」と「興奮」の解釈をコントロールすることなんですね。

意図的に感情をコントロールできるのであれば、色々と応用できそうですね。

リアプレイザルでストレスに強くなる

リアプレイザルはストレス反応を軽減する効果だけではなく、ストレスに強くする効果も持っています。

ある脳をfMRIで調べた実験によると、リアプレイザルが上手くなった被験者は、感情を司る扁桃体の活動が低下し、ストレスを感じる場面でパニック反応を起こさなくなったのです。

扁桃体はネガティブな体験をすると、活動が活発になり、体を緊張させ、血圧を上昇させて戦闘体制にします。いわば緊張状態。この扁桃体の活動が低下するということは、緊張状態から解放されるということであり、リアプレイザルが上手な人はこの扁桃体の活動が低い状態であったということです。

つまり、リアプレイザルが上手い人はストレス反応に強く、リアプレイザルで感情の筋トレができるということになります。

まとめ

本記事の要点はこれ!

[box class=”blue_box”]

・ストレスを感じ始めたら、「楽しくなってきたぞ!」「興奮してきたぞ!」とリアプレイザルを行うことでストレスを軽減できる。

・私たちは意図的に感情をコントロールできる

・リアプレイザルが感情の筋トレになる。

[/box]

リアプレイザルはストレスの捉え方を変えるものですが、全てのネガティブな場面で効果を発揮するわけではありませんが、ストレスを感じる場面では非常に有効な手段ですよ!是非リアプレイザルな捉え方で過ごしてみてください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です